こんにちは、視能訓練士のヤス(@yasu)です
結婚や出産をきっかけに「夢のマイホームを!」と考えられている方も多いと思います
自分は第一子の出産をきっかけに家族がのびのびと自由に暮らせる場所が欲しいと思い、昨年地元の工務店さんに一戸建てのマイホームを建てていただきました
外構工事は着手前で家だけが先に出来上がり、ワクワクした気分で住み始めたのですが、田舎ということもあり、まさかの蟻(あり)や百足(むかで)が家の中に出没しました
ほんとに僅かな隙間からこいつらは侵入するようです
我が家は雑木風の庭を作りたくて家の際まで芝生を張る予定でしたが、この出来事をきっかけに虫対策を強化することを考え、工務店や外構業者の方と相談した結果、建物の周りに犬走り(建物の外壁の周りを取り囲むように作られた細い通路)を設置することにしました
それからは蟻や百足は全然見なくなりました!
今は「犬走り作ってよかった〜」と心から思います
これから新築の一戸建てを検討されている方はぜひ最後まで読んでいただけたらと思います
- 新築マイホームに犬走りをつけるか悩み中の方
- そもそも犬走りとは何か知りたい
- 犬走りの施工事例を見たい
- 虫が多い田舎地域にマイホームを建てる方
- 庭に芝生や庭木を多く植えようと思っている方
- 和風や和モダン風の外観にしたいとお考えの方
国家資格である『視能訓練士』免許を取得し、小児眼科併設の眼科クリニックで現在まで15年勤務
検査主任として小さなお子様の目の検査やメガネ合わせ、弱視・斜視訓練等を主に担当し、視能訓練士実習生の指導員も兼任する
令和元年にパパデビュー♪
仕事とプライベートで子供と接する毎日を過ごしつつ、持ち前の好奇心を生かし、日々新しい発見を探しています!
子供の目に関する役立ち情報(近視、遠視、乱視、弱視、斜視など)はInstagramで紹介しています!
犬走りとは?
犬走りとは、建物の外壁の周りを取り囲むように作られた細い通路状の部分のことを言います
犬が走れる程度の幅しかないという意味合いからそう呼ばれるようになったようです
また施工中に犬がその上を走って足跡が残ってしまうということがよくあったようで、そこからの由来という説もあります
昔の建物には雨樋(あまどい)がないため、雨が垂れ流しになり、建物の外壁に水や泥汚れが付くことになります
それにより建物の基礎部分を腐らせて、建物は強度が低下してしまいます
それを防ぐ意味で作られたのが犬走りです
現在の建築物は雨樋があり、昔ほど外壁の汚れに気にする必要がなくなりましたが、人によっては今でも作るメリットがかなり大きい場合があります
それらについては次項で説明します
犬走りは主にコンクリートか砂利で作るのが一般的です
我が家は砂利を選択しました
新築一戸建てに犬走りをおすすめする理由
① 家に虫が侵入するのを防ぐ
冒頭にも書きましたが、我が家が犬走りを作ろうと考え出したきっかけがコレです
蟻(あり)や百足(むかで)が新築の家に出没しました
新築早々焦りました〜
アリやムカデは地面を這って室内に侵入してくるため、犬走りが防御壁の役割をしてくれます
犬走りを作ってからはほぼほぼ侵入されていません!
気分が全然違いますね♪
② 雑草が生えるのを防ぐ
犬走りがあるとそこに雑草が生えるのを抑制できます
家の景観がよくなることはもちろんのこと、草ひきをする手間も省けますね
自ずと雑草を住処にしている虫も減ります
掃き出し窓から外に出たら雑草だらけという「外に出たくない!」状態からも解放されますよ〜(笑)
砂利で犬走りを作る場合は防草シートをしいて上に砂利を置きますが、いずれ隙間から多少の草は生えてきます
完全に雑草を防ぎたい場合はコンクリートを使います
③ 外壁の汚れを防ぐ
犬走りの本来の役目がコレですね!
昔は雨樋がなかったので水跳ねや泥跳ねが木造住宅の外壁を傷める原因になっていましたが、現在は雨樋もあり、外壁を木で作られることも減ったため犬走りを見かけることも少なくなってきました
ただ現在でも強い雨が降れば当然水跳ね泥跳ねによって外壁は汚れます
汚れは景観を損ねるし、苔などが生える原因にもなります
やっぱりできるだけ長い間綺麗な外観を保ちたいですよね!
④ 和風・和モダン建築ではおしゃれな雰囲気を出せる
犬走りは伝統ある和風建築の施行法なので、犬走りがあると和のイメージを作りやすいです
現代風の和モダン住宅にもうまくマッチしてくれます
その場合はコンクリートよりも砂利を使用するほうが良いかと思われます
こんな方は絶対犬走りをおすすめします!
- コンクリートや砂利中心の庭にしたくない
- 芝生や庭木などを多く植えて、雑木風の自然を感じる庭にしたいと思っている
- でも虫が苦手
- 和風・和モダンの雰囲気が好き
これら全てに当てはまる方は犬走りを強く強くおすすめします!!
こういう方は建物周囲だけ犬走りを作って、それより外は芝生や庭木を使った自然な庭を作るとベストな形になると思います!
逆に言うと、芝生や庭木の手入れが面倒でできる限りコンクリートや砂利を使いたいと言う方は犬走りは必要ありません
砂利で作った犬走り(我が家)
我が家の犬走りは砂利で施行しています
建物からは65cmの幅で作っています ※濡れ縁下だけは100cmになっています
一般的には屋根先から+30cm程度が良いようです
砂利の下には防草シートを敷き、砂利止めにはピンコロを並べてモルタルで固めています
外構業者の方に丁寧にやっていただきました
砂利は20〜30mmぐらいの青砕石を使用しています
あまり小さかったり丸めの砂利だと猫がきそうだったのでコレにしました
青砕石は乾いているときは薄い白、グレイ、青が混ざったような感じです
水に濡れると濃いグレイ寄りの色にかわります
重厚感があって和風には合っていると思います
犬走りを砂利にするメリットは?
- 水はけが良いので、やぶ蚊が発生しづらい
- 砂利は歩くと音が鳴るので、防犯対策にもなる
- 砂利の種類等を工夫して見た目をおしゃれにできる
犬走りを砂利にするデメリットは?
- 細かい砂利は野良猫が糞をしやすくなる
- 清掃がしづらい
- 防草シートをひいても多少は雑草が生える
まとめ
今回は新築一戸建てを検討されている方の参考になればと思い、犬走りについての紹介をさせていただきました
- 家に虫が侵入するのを防ぐ
- 雑草が生えるのを防ぐ
- 外壁の汚れを防ぐ
- 和風・和モダン建築では雰囲気を出せる
これらは、快適な生活を営む上で無視できないポイントですね
自分がどんな家に住んで、どんな庭を作りたいかによって犬走りの必要性は変わってきます
- コンクリートや砂利中心の庭にしたくない
- 芝生や庭木などを多く植えて、雑木風の自然を感じる庭にしたいと思っている
- でも虫が苦手
- 和風・和モダンの雰囲気が好き
この4つに当てはまる方には犬走りを強くおすすめしたいと思います
以上、簡単にまとめてみました
参考になれば嬉しいです
最後まで読んでいただきありがとうございました