こんにちは、視能訓練士のヤス(@yasu)です
現在、娘は2歳3ヵ月になります
ますます1人の人間として主張が激しくなってきました!
「イヤヤ〜」「あっちー」「こっちー」と好き放題主張し、ちょっと思い通りいかないと泣いて暴れる…
振り回されることも多く、忙しくて余裕がない時はついついきつく当たってしまうって後悔する…なんてことはよくあると思います
でも甘えてくれて、求めてくれてすごく愛おしい存在…!
今回は自分が2歳の子供と接する上で、大切にしている5つのことについてまとめたいと思います
また、小児眼科での勤務上、お子様の検査を担当する機会も多く、検査をスムーズに進めるにあたってお子様との信頼関係を築くことが非常に重要です
今回の記事は、家庭と仕事双方の経験から、これは大切っ!!と言える接し方を抜粋してまとめています
- イヤイヤ期の子供と接する上でのストレスが軽減します
- 2歳の子供がのびのび成長するための接し方が整理できます
- 子どもへの愛情が深まります
この記事はこんな人が書いています
国家資格である『視能訓練士』免許を取得し、小児眼科併設の眼科クリニックで現在まで15年勤務
検査主任として小さなお子様の目の検査やメガネ合わせ、弱視訓練等を主に担当し、視能訓練士実習生の指導員を兼任する
令和元年にパパデビュー♪
仕事でも家庭でも毎日子供に接する毎日を過ごしています!
やりたいことは、できるだけやらせてあげる
2歳の子供にとっては日常生活の何もかもが新鮮で、どんなことでも自分でやってみたいという好奇心が芽生える時期です
いろんなことを体験しながら、「好き」「嫌い」などが定まってきます
何でも実際にやってみないと成長しないのは大人も同じですね
やりたいと思っていることに対して「まだできないだろう」「まだまだ早い」と判断して、やらせてあげないと成長の可能性を奪ってしまうことになります
興味は成長の原動力です
「できないかもしれないけど、とりあえず子供にもやらせてあげる」姿勢で、普段から子供に接するように心がけています
そんな中でも、日常生活でどうしてもさせてあげれないこともありますね
例えば子供の危険が伴うことに関しては親が管理してあげる必要があります
そんな時の対応は次項にまとめます
ダメな理由を説明する
子どもが想定外の行動を取ると、つい言っちゃいますよね
「ダメ!!」
誰もが経験済みだと思います
ダメなことはダメと教育しないといけないことはたくさんあります
子どもの危険が伴うことは特にそうですね
それ以外にもご飯も食べずにずっとおもちゃで遊んでいたり、床や壁に落書きしたり、物を投げたり、食べ物で遊んだり…放おっておいたらやりたい放題
でもその行為を「ダメ!!」とだけ伝えるばかりだと、子どもの好奇心や自己肯定感は萎縮して小さくなっていきます
子どもはいろんなことを自ら体験して覚えていくため、何でもやりたがることには何も罪はなく、ダメと叱られる理由がわかりません
大事なのはダメと伝えた後のフォローです!
何故ダメなのかを、できるだけ子どもが理解しやすい言葉で伝えることが大切だと思っています
伝える際は泣いている子どもを抱きしめながら、そのつらさに共感しながら話しかけます
例えば↓↓
テーブルの上に登る子どもに対して…
「ダメ!〇〇降りなさい!!」
降りない子どもを抱っこして下ろすと大泣き
抱っこして、抱きしめながら「テーブルの上に乗りたかったね!悲しいね!でも落ちたらい痛たになるよ、〇〇が痛たになるとパパすごく悲しいな」
こんな感じの流れでダメなことは伝えるようにしています
2歳だとまだ言葉をどこまで理解してくれたかはわかりませんが、根気よく繰り返しながら子供の成長を見守るようにしています
パパやママの「ダメ!」は愛情表現だと理解してくれるようになると、子供はもっと自由に好奇心を発揮できるようになると信じています!
できたら褒める
やっぱり褒められると嬉しいのは子供も大人も同じですね
何かができた時は思い切り褒めてあげるようにしています
「もっとやりたい」「もっとできるようになりたい」って次のステップへの原動力になります
これは視能訓練士として、子供に検査を頑張ってもらわないといけない時にもかなり意識しています!
今日も検査頑張ろうね!
この輪っかがどっちが切れてるかな?
こっちー!!(指差し)
正解!すごいすごい!
じゃあこれはわかるかな?難しいよ〜
んーこっちかなー!!(指差し)
すごーい!これも正解!
こんなに難しいのもできるんやね!じゃあこれもできそう!
こんな感じで褒めてやる気を起こさせながら、子供が持つ視力を最大限発揮させます
このような視力検査は2歳では難しい(3歳児以降で可能)ですが、褒めてやる気を起こし、行動を促すという流れは何歳でも共通するものだと思います
弱視の治療訓練を頑張っているお子様やその親御様にとって、毎回の視力検査の結果はとっても大切な指標です
お子様が頑張って検査して、成長した視力を聞いたパパママが喜んでくれると、自分も自分の子供のことのように嬉しく感じるものです
仕事では限られますが、自分の子供だと抱きしめたり、思い切り撫で撫でしたりとややオーバー気味にやります♪
2歳の子供だと言葉で理解しにくくても、動きにもよって「褒めてもらえた」と理解してくれるかなと思っています
子供の自己肯定感を育てるにはやっぱり褒めることが重要だと思います!
言葉の理解が進んでくると、雑に褒めるとバレてしまう可能性もあるので、物事の詳細を細かく褒めてあげる方が子供も嬉しいと思います
子供ながらに「しっかり見てくれている」「もっと成長したいな」と感じるのではないでしょうか
喜怒哀楽を共感する
前項の「できたら褒める」と重複する部分もありますが、喜怒哀楽に共感するということは非常に大切なことだと思っています
2歳を過ぎると喜怒哀楽を表情や言動で表現できるようになってきます
言葉はまだおぼつかない2語文ですが、必死に感情を込めて意思を伝えてきます
伝えようとしている内容の詳細はわからない場合でも感情は伝わりますね
子供と接するときはスマホはいじらず、子供としっかり向き合うことを意識しましょう!
喜 ママが美味しいおやつを出してくれて子供は嬉しそう
わー美味しそう!よかったなー!うれしいね!ママありがとう!
わー!ママ!あーとぅ!
やったー!!(バンザイ)
やったー!!(バンザイ)
怒 子供がご飯をのんびり食べていて、パパがそれを食べようとすると…
あ!ご飯残ってる!
パパもらおうかな?
(取りに行こうとする)
あー!
〇〇(自分の名前)のよー!
そっか!ごめんごめん!
まだ食べるんやな!
哀 やろうとしていることを止められて、それを注意すると悲しくてシクシクしている
(お絵描きをして遊んでいる娘に対して)
そろそろお絵描きはおしまいでご飯食べようか!
いやや〜!
じゃあ、パパとママ先に食べるよ〜
いやや〜!
じゃあ一緒に食べよ!
お絵描きはあとでまたご飯食べてからやろうな!
(シクシク)
(抱きしめて)
そんなにお絵描きがやりたかったんやな〜悲しいね
でもあとでパパも一緒にお絵描きするよ!約束な!
楽 おもちゃのジャングルジムや滑り台で遊んでテンションMAX!
こっちー!こっちいくよー
(ジャングルジムを進もうとする)
いってらっしゃーい!
すごいすごい!
がんばれがんばれー
(キャッキャッ)
(滑り台に)きたよー
こっちおいでー(両手を広げる)
(滑ってきた娘を受け止めて)わーすごかったなー!!楽しいなー!
(キャッキャッ)
もういっかい!!
これらは一例ではありますが、こんな感じで喜怒哀楽を思い切り共感しています!!
とはいえ!自分に余裕がないときは丁寧に共感してあげるのが難しいこともあるし、ついキツくあたってしまうなんてこともよくありますよね!
そういう時は言葉はなくても、とにかく抱きしめてあげる
心の中では「キツく当たってごめんねー」って思いながら抱きしめていることも多いです
大人も完璧ではないし、「やっちゃった!」ってことは日常茶飯事ですが、それに気づけだけでも十分だと思います
共感によって子供は素直な心を表に出せるようになり、周りへの思いやりの心も育ちます
親の愛情は無条件に与える
子供は誰かの手助けなしには生きることはできません
子供は誰かのために何かをしなくても、愛されることを経験します
親も自分がいないと子供は生きていけないことを知ります
また、誰よりも強く自分を求めてくれる存在であることを知ります
無条件で認め合い、無条件で許し合う
親と子の関係は誰もが「無条件の愛」という括りで繋がっています
でもついつい言ってしまいがちな…
「言うことを聞かないと、ご飯抜きよ!」
「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい!」
「お片付けをしないと絵本は読みません!」
これらは「条件付きの愛」です
何れ「言うことを聞かないと愛情をもらえない」と解釈するようになります
本来の親と子のあるべき姿とは矛盾していますよね
条件付きの愛で育てられた子供は「親の言うとおりできないと、自分には価値がない」と考え、人の顔色ばかり伺う人になってしまいます
躾(しつけ)する際は愛情を交換条件にせずに、2つ目の項「ダメな理由を説明する」にあるように1つ1つ丁寧に子供と向き合うことが理想的だと思います
ここでも完璧する必要はなく、あくまで知識として頭の片隅に入れておくって感じで♪
まとめ
今回は2歳の子供と接する上で自分が大切に考えていることを記事にまとめてみました
- やりたいことは、できるだけやらせてあげる
- ダメな理由を説明する
- できたら褒める
- 喜怒哀楽を共感する
- 親の愛情は無条件で与える
子供がのびのびと成長するためには、「あなたのままでいいよ」という気持ちで子供と向き合い、子供の個性を自由に発揮させてあげる環境づくりが大切だと思います
子供の教育は100%の正解はないと思うので、あまり神経質にはなりすぎずに、今回紹介した5つを意識しているだけでも十分じゃないかなと個人的には考えています
以上、参考になれば嬉しいです
最後まで読んでいただき、ありがとうございました